新卒で就職したものの、人間関係をリセットしたい、社風が合わない、賃金が安いなど、様々な問題で転職したいと考えたことはないでしょうか。
女性が転職を考えるときに、
「今後妊娠・出産を考えた時に産休や育休はしっかりもらえるのか?」
など、女性ならでは悩みや不安が多いです。
しかし今では女性でも安心して働ける転職先を紹介してくれる転職サイトがたくさんあります。
今回は、女性が第二新卒で就職する際のポイントやオススメの転職サイトを紹介していきます。
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目次
そもそも第二新卒とは?
新卒は高校または大学卒業後3年以内のこといいますが、「第二新卒」とは一体どの様な形を指すのでしょうか?
第二新卒とは高校や大学を卒業してから企業に就職し、3年以内に退職した立場の人のことを言います。
就業経験のない新卒の学生とは違い、前職での経験を活かすことができる為、「新卒よりは経験値が高い」という評価を受けます。
企業が第二新卒女性にもつ良い印象
新卒と第二新卒の違いは理解できたと思います。
では、企業が第二新卒に抱く印象はどのようなものなのでしょうか?
第二新卒を採用したいという企業があるということは、それだけ第二新卒に対して何かしらのメリットを感じているということです。
企業側が第二新卒のどんな点をみているのか、ポイントをそれぞれ見ていきましょう。
前職の経験
新卒と第二新卒の大きな違いとして「一度社会人として働いた経験がある」という点です。
- 働くためのノウハウをすでに学んでおり、新卒よりも精神的に安定している
- 社内コミュニケーションを一度経験しており、スムーズにチーム内に入ることが可能
上記2点は企業側が前提として考えているので、ビジネスマナーを持っていることや、どんな業務経験があるかしっかりとアピールしましょう。
コストが抑えられる
上述しましたが、一度社会人経験で身に付いたビジネスマナーや常識がありますので、研修に割く時間が大幅にカットでき、即実務教育に入ることができます。
従って、研修期間が短く済むので直ぐ業務に入れることを企業側から期待されています。
細やかな配慮と堅実な仕事
採用担当側は20代女性に「堅実な仕事をこなしてくれる」というイメージを抱きます。
同世代の男性に比べると落ち着いており、細かな気遣いができる女性が多く、チームの潤滑油のような役割を担ってくれる期待感を持っています。
現実的な思考で、堅実に仕事を進めてきたことをアピールするといいでしょう。
また最近では女性の社会進出も進んでいますので管理職への期待をよせることもあります。
企業が第二新卒にもつ良くない印象
企業が第二新卒にもつ良い印象を解説してきましたが、今度は良くない印象を解説していきます。
就職活動の際も勉強する様にデメリットはメリットに変換可能ですので、しっかりデメリットも確認しておきましょう。
退職の懸念
企業側が抱く最大の懸念材料になります。
- また直ぐに退職してしまうのではないか?
- 何か問題があって前職をやめたのではないか?
- 人間関係がうまくいかないのではないか?
企業側からすると、教育段階で辞められるのは非常にデメリットが大きいため、「今度は辞めない」という理由を提示すると企業側の安心につながります。
また、「何故前職を辞めてしまったのか」という部分も説明して、企業側を安心させる必要です。
出産や結婚で退職するのでは?と思われてしまう
社会に女性が活躍できる場が増えたことから晩婚化が進んでいますが、20代半ばの女性の中には結婚や出産を控えている人もいるでしょう。
従って採用側からみると、
「すぐに出産で育休に入ってしまうのではないか?」
といった懸念があります。
男性が育児をすることが当たり前になっていますが、未だに女性が家庭に入るというイメージを持っている企業も多くあります。
企業側からするとせっかく雇うのであれば長く働いてほしいものです。
女性はいずれは結婚や出産といったライフプランはあっても、その企業で長く働きたいことを伝えましょう。
一次的に休暇をもらうことがあっても、復帰して最前線で働きたいとアピールすることで、戦力と思ってもらえるはずです。
第二新卒女性が転職を成功させるポイント
第二新卒が企業にどう見られているか分かったところで、第二新卒が転職を成功させるポイントを解説していきます。
自分の未来像を固める
「目標とする会社であなたが何をするべきか」、「入社後に何ができるのか」を明確に割り出し、自分がその会社で働く未来像を固めることが大切です。
漠然と「沢山お給料がもらいたい」と考えるのではなく、自分が会社にどう貢献できるかを考えるといいでしょう。
もし、沢山お給料をもらうのが目標だったとしても、「そのためには自分は何をすべきか」や「どんな準備が必要か」など過程をしっかり把握することで、自分の未来像を企業にアピールできますので、あなたの意欲が企業に伝わりやすくなります。
また、目標がしっかりしていると知識、経験を身に付けようと入社後の成長も著しくなりますので、「自分の未来像を固める」のはとても重要です。
転職する理由を明確に
自分が何故その会社に転職したいのかを明確にしましょう。
- なぜ前職をやめてしまったのか?
- 入社前に自分に合わない理由になぜ気づかなかったのか?
- 何故この会社を志望したのか?
これらの質問は定番の質問ですので、しっかり用意しておくことが必須です。
企業が納得できる回答ができれば、今後長く働いてくれるだろうと、安心感を与えられます。
女性が面接で好印象を与える4つのテクニック
面接の際の第一印象は非常に大切です。
第二新卒だからこそ、外見でも新卒とは違うところを見せつけていきましょう。
服装
面接というとリクルートスーツですが、学生が着るものですので、第二新卒者はビジネススーツで面接に臨みましょう。
相手に不快感を抱かせないよう、しみ、皺がないスーツであることを前日までに確認することが必須です。
- 企業によってはストライプやチェックが好まれない場合もある
- 体型に合っていないスーツや露出の激しい服装はNG
- ストッキングを履かずに素足で臨むのは厳禁
- オフィスカジュアルの場合は、カットソーにジャケット、タイト過ぎないスカートを選択
上記はよく見られるポイントです。
金融などでは柄ものは好まれません、逆にアパレルなどでは堅過ぎる服装よりは華やかな印象の方が好印象なので、ご自分が受ける企業の傾向を意識することが大事です。
持ち物
就職活動の際とほぼ同じになりますが、持ち物は以下になります。
- 履歴書…提出の必要がない場合も持参が無難です。面接前に自己PRや志望動機を要確認。
- 企業情報のプリント…面接時に質問される可能性がありますので持参しておきましょう。
- メモ帳と筆記用具
- 印鑑
- 時計
- 携帯電話
- ハンカチ
- ティッシュ
- 替えのストッキング
面接前に必要なものや、アクシデントが起こった場合に必要なものは揃えておくと心に余裕が生まれます。
ヘアスタイル
清潔感が第一ですので、髪型がロングの人は後ろで束ねましょう。
ショートヘアの人も顔にかかると暗い印象になるので、耳にかけるなど表情がよくわかるように顔回りはすっきりとさせるのがベストです。
髪色は企業の業種により異なりますが、黒色が好印象、ダークブラウン程度なら問題ない企業も多いですが、入社前の面接段階では黒色の方が無難と言えます。
メイク
あまり気合が入り過ぎず、清潔感のあるナチュラルメイクが好まれます。
接客業などでは地味なメイクは暗い印象を与えてしまうので、受ける業界の特徴を踏まえてメイクを合わせることが大切です。
パールやラメのファンデーション、きつすぎるアイメイク、濃い色のリップやグロスは控えた方がいいでしょう。
第二新卒の女性が転職をしやすくするおすすめの転職サイト3選
ここからは第二新卒の女性にオススメの転職サイトをご紹介していきます。
女の転職@type
25歳~35歳の女性転職に強い女の転職@type。
エリア対応は首都圏のみとなっているものの、転職案件自体が年齢層をしぼり女性をターゲットとしていますので、質の高い転職活動を行うことが可能です。
スカウト機能もありますので、企業からのオファーも積極的に受け取っていきましょう。
【公式サイト】https://woman-type.jp/
マイナビ転職女性のおしごと
「マイナビ転職女性のおしごと」では女性目線で詳しい転職情報が得られるサイトになります。
勤務地は全国を選択することができ、女性が活躍出来るように「産休」や「育休」、「時短勤務」といった項目も設けられているところがポイントです。
【公式サイト】https://tenshoku.mynavi.jp/woman/
エン転職WOMAN
エン転職WOMANでは医療や福祉、アパレル、事務職、バックオフィスの求人が多いのが特徴です。
地域別の仕事数は全国対応しているものの、地方職が少ない傾向となっています。
満足度98%を謳っており、面接情報をヒアリングすることが出来る等、面接対策をしっかり行えます。
転職サイトと一緒に利用するのがおすすめの転職エージェント3選
ジェイック
既卒や第二新卒など、20代の転職に強いエージェントで、就職成功率80.3%という高い実績を誇っています。
高い成功率の理由の1つとして、優れた就職支援の研修があげられ、ビジネスの現場で実際に利用されているような研修を受けることができるでしょう。
『ジェイック』では、既卒・第二新卒・大学中退・フリーターの女性限定の『女子カレッジ』という、就活講座と集団面接会が一緒に受けられるサービスを運営しています。
無料の就活講座を6日間受講後、厳選した約15社の紹介を受けることができるサービスで、ビジネスマナーや面接に不安がある人におすすめです。
社会人としてのスキルや考え方も身につく就職支援の最大手
既卒・第二新卒・中退・フリーターなど経歴に自信のない方でも正社員への就職成功率80.3%という数字を実現。古くからフリーターや既卒・ニートを対象にした就職支援を行うリーディングカンパニー。
マイナビエージェント
『マイナビエージェント』では、女性の転職に力を入れており、ライフスタイルに合わせた求人の紹介やサポートを行ってくれます。
キャリアアドバイザーがあなたの要望を確認したうえで、対応してくれるので「今の仕事を結婚・出産後も続けられるんだろうか?」「育児に理解がある会社で働きたい」など、女性特有の疑問や悩みを抱えている人にとって使いやすいサービスです。
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/womanwill/
女性カウンセラー多数!女性も安心して利用できる
首都圏はもちろん関西圏でも実績あり。数あるエージェントの中でも利用者満足度が非常に高く、そのサポートの有用さが伺えます。 転職活動中は面接や履歴書の対策、転職後は手厚いアフターフォローも!
求人数 | 10,000件以上 |
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対応エリア | 関東・関西 |
紹介業種 | 事務系、営業系、マーケティング系 など |
就職サポート力 | 4.5 |
口コミ平均評価 | 4.5 |
千葉県・27歳・女性 4.5
最初一人で求人サイトをみつつスタートしていましたが、この進め方で良いのかとどんどん不安になりました。そこで登録しましたが、紹介してもらえる件数が多いですし、エージェントが相談に乗ってくれてプロのアドバイスなどもしてくれるので効率よく転職することが出来ました。条件的にも今までよりも良くなって満足です。
東京都・24歳・女性 4.5
今までと違う職種に転職をしたいと考えて登録しました。その職業についての詳しい情報などもあまりなくて不安でしたが、担当エージェントはそれぞれの部門で専門的な知識を持ち合わせていたこともあり、詳しいアドバイスなどを受ける事も出来ました。パソコンのスキルがあったので、それを生かした仕事に転職することが出来ました。
type女性の転職エージェント
『女の転職@type』と同じ会社が運営する転職エージェントで、サービス開始から18年、年間5000名以上のカウンセリング実績があります。
特に東京・神奈川・千葉・埼玉での転職を得意としており、関東圏に住んでいる人には、おすすめのエージェントです。
また『type女性の転職エージェント』では、さまざまな悩みや疑問に応じた個別相談会を開催しており、実際に転職活動をするか迷っている人でも気軽に利用できます。
【公式サイト】https://type.woman-agent.jp/
女性の転職に親身になって考えてくれる転職エージェント
女性を求めている企業の求人が比較的多いため、女性ならではの強みを活かして転職活動に臨めるでしょう。年収交渉にも強く、プライベートも充実させながら高収入を狙いたい女性におすすめのエージェント。
求人数 | 10,000件以上 |
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対応エリア | 東京都・埼玉県・神奈川・千葉県 |
紹介業種 | 事務系、営業、マーケティングなど |
就職サポート力 | 5.0 |
口コミ平均評価 | 5.0 |
東京都・27歳・女性 5.0
サポート体制が充実しており、面接の練習もしてもらえました。マンツーマンでサポートしてもらえますし、一人一人しっかり相談に乗ってくれるので、ほかの大手と比べると担当者の質も高く感じます。信頼関係が生まれてきますし、アドバイスも受け入れられるというのは、転職活動でも大きかったです。年齢が自分より若くてもしっかりしていました。
東京都・25歳・女性 5.0
担当の方が常に親身になってくれて、女性の気持ちをくんでくれてとてもありがたかったです。企業の詳しい情報も事前に教えてくれたり、社風などもわかったので決めやすかったです。少し難易度の高い求人へもえチャレンジさせてもらい、その会社は結局ダメでしたが、良い経験になり第二希望の企業の面接にも生かす事が出来ました。
まとめ
今回は女性が第二新卒で就職する際のポイントやオススメの転職サイトを解説してきました。
第二新卒の強みをしっかり把握して、面接対策をすれば企業側に良いアピールすることが出来ます。
企業側も早い段階で転職に踏み切る決断力や判断力のある第二新卒の女性を求めている所は多いので、自信をもって面接に臨みましょう。