職歴・学歴なしの高卒ニートが就活を成功させるためのポイントと注意点

  • 「高卒ニートに就職先は見つかるのだろうか」
  • 「就職活動のやり方がわからない」
  • 「学歴・職歴がない自分はどんな仕事に就けばよいのか」

高校卒業後、進学・就職をせずにニートになってしまい、不安や後悔を抱えている方も多いのではないでしょうか。

このままじゃマズいと思い、就職活動を始めようにも、職歴・学歴がなく、特に夢ややりたい仕事もない…。

学生時代と違って、指導してくれる先生はいないので、自分で将来を見据え決断しなくてはなりません

とはいえ、右も左もわからないまま、就職活動を行うのは簡単ではありませんよね。就活の知識が身に着いているかどうかで、将来的な収入額に大きな差が出てしまう可能性もあります。

この記事では、高卒ニートの就活を成功させる4つのポイントと注意点、学歴不問で働ける就職先などについて詳しく解説します。

はじめての就職をうまく乗り切るためにも、きちんとした知識を身につけておきましょう。

高卒ニートから正社員への就職は難しい?

高卒ニートの方が、なぜ就職に不安を覚えるのかといえば、学歴・職歴がないからですよね。

確かに、大卒以上を条件に求人募集している会社は多くあります。ですが、学歴不問、高卒以上を対象に募集をかけている会社も少なくありません。

例えば、大手求人サイトの「リクナビNEXT」「マイナビ転職」にて、『高卒』のキーボードを入れて検索すると、どちらも1,500以上の求人(2019年5月現在)が見つかります

ハローワークでも同様に『高卒』で検索をしてみると、正社員求人だけで18万件以上。高卒であることは多少の不利があっても、それほど大きな影響はないでしょう。

また、職歴に関しても若い方(特に20代前半)であれば、さほど問題視されません。反対に20代後半、30代以上で職歴が無い場合には、就活で苦戦する可能性は高くなります

とはいえ、近年はどこの企業も人手不足。現在の就職のしやすい状況を活かさない手はないでしょう。

高卒ニートが社会復帰するための3つの選択肢

高卒ニートが社会復帰するための選択肢は、大きく分けて3つ。

  • アルバイトをする
  • 専門学校・大学に進学する
  • 就職活動をする

それぞれ自身の年齢、状況などに合わせて、社会復帰を選びましょう。

まずはアルバイトから始めよう

ニート期間が長く、半ば引きこもりのような生活をしていた場合、いきなり正社員として働くのは難しいかもしれません。

アルバイトであれば、比較的に採用が得られやすく、働く時間のコントロールが自分でできるため、社会復帰はじめにはおすすめです。

また、勤務態度や成果が認められれば、アルバイトから正社員雇用に切り替わる可能性もあります。気になった会社で正社員採用が難しそうという場合には、アルバイトからのスタートを考えてもよいでしょう。

専門学校・大学に進学する

もし進学しなかったことを後悔しているのであれば、専門学校・大学への受験も選択肢の1つです。

高校とは異なり、専門学校や大学では自分で動きさえすれば、いくらでも学ぶ機会があります。また、全国からさまざま人が学校に来るため、交友関係の幅もかなり広がります。

高校ではよい仲間と巡り合えなかった人でも、大学では見つけられるかもしれません。

ただし、せっかく進学できたとしても、学生生活をテキトーに過ごしてしまえば、就活が苦しくなるのは同じです。

仮に22~23歳で進学すれば、卒業時には20代後半となります。同じ学生であっても、年齢のハンデがあることは忘れないでください

就職活動をする

どうすればよいのかと悩んでいる時間があれば、とりあえず就職活動を始めましょう。

就活で大事なのは、いかに会社が欲しい人材であるかをアピールすることです。事前に企業研究や面接対策をやっておくのもよいですが、一番は場数を踏んで慣れることです。

何度も面接を受けていれば、志望動機などもスラスラ答えられるようになるでしょう。

そもそも、面接に行けず書類選考の段階で落ちてしまうという方は、「就職支援サービス」の利用がおすすめです。詳しくは「就職支援サービスを活用する」で後述します。

ブログやYouTubeで稼げるという甘い考えは捨てたほうが良い

自分は会社員として働くのが向いていない…。それなら、ブログやYouTubeで稼げばよいと考えられる方もいるかもしれません。

確かに、そうした手段も選択肢の1つですが、残念ながら気軽に稼げるわけではなく、普通に働くよりも努力が必要となります。

コンテンツにセンスが問われるのはもちろん、ユーザーニーズに対する調査、他者との差別化を図るための戦略など、計画的にやらなければなりません。

挑戦したい方を止める気はありませんが、ハイリスクであり、上手くいかなかった場合はニート期間が延びてしまうだけなので注意しましょう。

高卒ニートが就活を成功させるための4つのポイント

高卒ニートが就活を成功させるためには、ある程度戦略的に活動していくことが大切です。

求職サイトに登録して、気になった会社の求人に片っ端から応募するやり方では、自身にかかる負担も大きく、就活に失敗する可能性は高くなります。

この項目では、就活を成功させるための4つのポイントを紹介します。

自己分析をする

自己分析とは簡単にいえば、自身のこれまでの経験・スキル、強みや弱み、理想のあり方を整理し洗い出すことです。

なぜ自己分析をする必要があるのか?

それは、企業に自分自身を知ってもらうため、求めている人材であることを効率よく伝えるためです。

企業があなたのことを知るチャンスは、履歴書の文面と限られた面接時間しかありません。限られた時間の中で自分のことを最大限知ってもらうためには、自身について説明(言語化)できる必要があります。

今までに頑張った経験、ニートになってしまった理由、働きたいと思ったきっかけなど、いまのあなたを120%伝えるための情報を整理してみましょう。

求人サイトに登録する

高卒ニートだと、どこで仕事探しすればよいか迷うかもしれないですが、基本的には社会人向けの求人サイト(転職サイト)に登録すればOKです。

どの求人サイトに登録するか迷った場合は、「使いやすさ」「希望の業界の求人が多いか」の2点で判断するとよいでしょう。

どうしても決められない場合は「リクナビNEXT」「マイナビ転職」の大手2社に登録しておけば問題ないでしょう。

企業側も利用者が多い大手サイトで募集をかければ、効率良く採用ができるため、さまざまな求人が集まりやすいのです。

また、求人票の見やすさ、情報量の豊富さから「エン転職」への登録もおすすめ。求人情報だけでなく、同社が運営する「カイシャの評判」で、企業の口コミを確認できるからです。

企業研究をする

日本には100万社以上の企業がある中、なぜ自社を選んだのかは気になるところでしょう。

当然、「給料が良いから」「安定しているから」「自分でも雇ってもらえそうだから」という理由ではダメなので、会社の魅力や特徴を知るための企業研究が必要となります。

似たようなサービスを展開する会社でも、設立の背景、理念、今後の展望などは同じではありません。

気になる・応募する会社が持つ独自の特徴を見つけてください。そして、なぜそこに魅かれ、働きたいと思ったのか説明できるようにしましょう

就職支援サービスを活用する

就活を進めていく中で、どうしても自分1人だけでは難しいなと感じる方もいるでしょう。

就活に関するアドバイスやサポートを受けたいのであれば、就職支援サービスの利用がおすすめです。

就職支援サービスとは、求人紹介だけでなく就活に全般に関するアドバイス、履歴書の添削、面接対策など、ニート脱却に役立つ多くのサポートが受けられます

家族や友人にアドバイスを受けてもよいですが、彼らは就活のプロではありません。少しでも、就活成功の確率を上げたいのであれば、プロによるサポートがおすすめです。

就職支援サービスには、公的機関が運営するハローワークやジョブカフェ、民間企業が運営する転職エージェントがあります。

どちらも利用にお金はかかりません。就活サポートを受けたい方は登録しておきましょう。

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学歴不問で働きやすい職種

ニートであるだけでも不利なのに、最終学歴が高卒じゃ、就職先を見つけるなんて無理なのではないか、と不安になる気持ちはわかります。

確かに、最終学歴が大卒か、高卒かで選べる職種の幅が狭まったり、給料に違いが出たりするため、学歴による不利があるのは否めません。

ですが、学歴以外を重視する会社も多く存在します。この項目では、学歴不問で働ける職種を紹介します。

営業職

営業職の評価基準は、結果を出すことと極めてシンプルであるため、学歴が問われない職種の代表格といえます。

そして、結果を出せそうな人というのも、明るい性格、愛嬌がある、体力・根性があるなど、あらかじめ判断しやすく、学歴でフィルターをかける必要が少ないのです。

また、歩合制が取り入れている企業が多いため、結果さえ出せれば、20代でも年収1000万円以上稼ぐことができます

販売職

販売職も基本的には店頭での接客がメインの業務となりますので、学歴よりも人柄が重視されやすい傾向にあります。

直接お客さまの反応が見えるため、事務や経理といったバックオフィス系の仕事と比べて、やりがいは得られやすいです。

ただし、販売職の場合、現場から本社勤務となるケースは少ないため、年齢が上がるにつれて体力的に厳しくなってくるかもしれません。

製造業

製造業は作業が複雑でなく、マニュアル化されていることがほとんどであるため、職務経験のない高卒ニートでも就職しやすいです。

製造業は「底辺労働者がやる仕事だ」など揶揄されがちですが、実はそんなことはありません。他の職種と比べても、特段給料が低いわけではないですし、繁閑期による差はあるものの、残業は少なめです。

産業別 賃金 所定外労働時間
鉱業,採石業等 373,472円 10.8時間
建 設 業 405,221円 13.9時間
製 造 業 392,305円 14.2時間
電気 ・ ガス業 557,255円 16.4時間
情 報 通 信 業 498,273円 14.5時間
運輸業,郵便業 356,637円 13.6時間
卸売業,小売業 286,188円 23.2時間
金融業,保険業 482,054円 7.5時間
不動産・物品賃貸業 349,997円 10.9時間
学 術 研 究 等 471,297円 11.5時間
飲食サービス業等 126,227円 14.0時間
生活関連サービス等 206,663円 5.8時間
教育,学習支援業 384,132円 9.4時間
医 療,福 祉 298,182円 5.3時間
複合サービス事業 386,258円 9.7時間
その他のサービス業 255,845円 11.0時間

引用元:毎月勤労統計調査 平成30年分結果確報|厚生労働省

黙々と仕事に取り組めるので、人とのコミュニケーションを最小限に抑えたい方にはおすすめです。

在宅ワーク

いきなりフルタイムで働くのは難しいかもしれないという方は、在宅ワークから社会復帰を始めてもよいでしょう。

在宅ワークには、データ入力やアンケートモニターなどの簡単にできる作業から、記事執筆やプログラミングなどのスキルや経験が必要なものまで幅広くあります。

当然、単純作業であればあるほど、もらえる金額は少なくなりますが、自分のペースでコツコツと進めることができます。

就活において気をつけて欲しい3つのこと

就活中は、さまざまな悩みや不安に直面することが多いと思います。

人間余裕が無くなってくると、冷静な判断ができず、安易な選択肢を選びがちです。できれば、はじめての就職でつまずきたくないですよね。

就活時に気をつけたい3つの注意点を紹介します。

資格は就職への近道ではない

学歴もない、社会経験もない中で、アピール材料になればと資格の取得を考える方は多いですが、資格が必ずしも就職につながるとは限りません

正社員採用に当たり、重視されるのが経験と人柄で、この2つが面接での合否を決めるといっても過言ではないです。

資格の有無で言えば、あったほうが間違いなくよいでしょう。資格を取得できたことで達成感が得られますし、自身にもつながります。ですが、資格が就職において、評価のメインとなることはありません。

資格取得に時間をかける価値が、本当にあるのか考えてみてください

求人票の内容はうのみにしない

求人票は人材採用のための広告ですので、基本的に悪いことは書かれません。

求人票では良い条件を提示していたのに、実際の契約では、社会人経験がないことを理由に待遇が低くなることもあります

もちろん未経験である以上、高望みはできませんが、待遇がアルバイト以下であるような場合には、即答は避けたほうがよいでしょう。

イメージで仕事を選ぶと後悔する

やりたい仕事はない人でも、「これだけはやりたくない!」という仕事は、すぐ浮かぶのではないでしょうか。

例えば、営業=ノルマがキツそう、飲食=サービス残業多そう、介護=給料の割に激務など。確かに、そうしたイメージは間違いではないですが、すべての会社に当てはまるとは限りません。

反対にやりたい仕事に対して、良いイメージを抱きすぎているパターンもあります

例えば、高給で華やかなイメージが強いコンサルタントですが、業務の中心は情報収集や資料作成です。また、常に結果を求められる仕事であるため、自ずと残業も多くなります。

気になる仕事のイメージと現実が、自身が求めているものと合っているか、よく考えてみてください。

社会にでる高卒ニートに送る4つのアドバイス

就活はあくまで通過点であり、社会に出てからも大変なことはたくさんあります。

仕事が上手くいかずに、辞めたくなることもあるでしょう。ですが、頑張って見つけた就職先を簡単に辞めてはもったいありません。

社会人として生きるうえで、押さえておきたい心構えをお伝えします。

受身な姿勢なままではいけない

学生時代は座っているだけで、先生が勉強を教えてくれましたが、社会人となったら、そのような受身な姿勢のままではいけません。

上司や先輩も各々自分の仕事を抱えていますから、あなたの面倒を付きっ切りで見られるわけではないのです。

もちろん、新人であるあなたに対してサポートをしてくれるでしょうが、手取り足取り指導を受けられるわけではありません。

わからないことがあれば、自分から聞きに行きましょう。1回で覚えられる自身がなければ、メモを取ってください

なかなか聞きに行く時間も取れない場合には、周囲の仕事ぶりを真似するだけでも大きな効果が得られるでしょう。

仕事で一人前になるには3年かかる

仕事をはじめたばかりのうちは、ミスも起きやすく、要領を得ない自分自身に嫌気が差すことも多いかもしれません。

会社で1人前となるには、大体3年はかかると言われていますので、めげずに根気強く続けていきましょう。

また、他人と自分を比較して、嘆きたくなる気持ちはわかりますが、ミスをしない人間はいませんし、成長スピードも人それぞれです。

できないことが多いということは、それだけ成長の機会を残しているともいえます。できない理由を考える時間があるなら、できるようになるためにやるべきことを考えましょう

「素直さ」「愛嬌」「誠実さ」があれば大抵のことは何とかなる

どのような仕事であれ「素直さ」「愛嬌」「誠実さ」の3つを忘れなければ、大抵の状況は何とかできます。

というのも、仕事は1人で行うものではなく、必ず他人と関わる必要があるからです。仕事で余裕がなくなってくると、無意識に他人を避けて、黙々と作業に取り掛かってしまいがち。

ですが、わからないことがあれば、素直に質問したほうが早く解決できますし、忙しくて首も回らない状況であれば「手伝ってほしい」と頼んでみましょう。

普段から誠実に仕事に取り組み、周りと良好な関係が築けていれば、無下に断られることはあまりありません。

周りに迷惑をかけないよう、自分で何とかしなきゃと気負い過ぎると、不利な状況になってしまうので要注意です。

ルールを守らない会社からは逃げていい

もし働き始めた会社が、いわゆるブラック企業と呼ばれる体質であった場合、迷わず辞めてください。

ニートの自分がようやく見つけられた会社で、ここを辞めたら最後、どこも雇ってくれないのではと不安になるかもしれません。

有効求人倍率が1倍を超えている昨今、働き口が見つからない可能性はかなり低いといえます。また就活をするのは大変ですが、身体を壊してしまうよりはマシなはずです

【ブラック企業の特徴】

  • 従業員が10人以上いるのに就業規則がない
  • 月の残業時間が100時間を超えている
  • 有休をとらせてもらえない
  • 残業代が支払われない・
  • 辞めたいと伝えたら罵倒される など

上記に1つでも当てはまる会社には注意しましょう。

まとめ

学歴・職歴にハンデがある高卒ニートだからといって、就職できないなんてことはありません。

不安な気持ちはわかりますが、悩む時間があれば行動を起こしましょう。

就職活動をする際は、以下の4つのポイントを意識して進めることが大切です。

  • 自己分析する
  • 企業研究をする
  • 求人サイトに登録する
  • 就職支援サービスを活用する

また就活するにあたり、以下の3点には気をつけておきましょう。

  • 資格は就職への近道ではない
  • 求人票の内容はうのみにしない
  • イメージで仕事を選ぶと後悔する

就活は住んでる地域や年齢、タイミングによって、難易度が変わるため、すぐ決まる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。

なかなか就職先が決まらない人にとってはつらい時間かもしれませんが、こうした苦労も大きな糧となります。諦めず、社会復帰のために頑張りましょう。

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