「今の職場で働き続けていいもんかなー。できれば20代のうち転職を経験しておいたほうがよいかも…」
「でも、転職サイトってたくさんありすぎて、女性のわたしにはどのサービスが向いてるのかわかんない!」
転職をしようと思った際、まず最初に転職求人サイトを見るという方も多いのではないしょうか。
おそらく多くの方が「転職 〇〇(職種や業界名など)」でネット検索し、一番上のサイトをまず使ってみて、合わなかったら別のサイトのような使い方をしているかと思います。
もちろん、こうしたやり方が悪いとは言いませんが、ちょっと面倒…。パッと各サイトの特徴がわかって、比較できたら楽ですよね。
この記事では、20代女性におすすめの転職サイト7つについて、特徴や求人数など含め詳しく解説します。また、20代女性が転職を成功させるためのポイントも合わせてご紹介。
なお、いちいち記事を全部読むのが面倒という方のために、20代女性におすすめの転職サイトを表で簡単にまとめものを用意したのでご確認ください。
サイト名 | 特徴 |
マイナビ転職 | 転職先を決めたサイトNO.1 |
リクナビNEXT | 利用者多数の定番転職サイト |
Green | IT関連の求人が豊富 |
Wantedly | 気軽に企業と繋がれるビジネスSNS| |
type女性の転職エージェント | 20年近く女性の転職支援を手掛ける老舗サービス |
マイナビエージェント | はじめての転職におすすめ |
ジェイック | 正社員経験なし・職歴1年未満の方におすすめ |
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目次
20代女性は転職サイトをこう選ぼう!知っておきたい事前知識
転職サイトと一言にいっても、各社それぞれが異なる求人・サービスの特徴を持っています。
そのため、目についたサイトを適当に利用するのではなく、転職目的やサービス内容を比較した上で、自分に合ったものを利用するべきです。
転職サイトを選ぶ際は、以下6つのポイントを意識するとよいでしょう。
- 総合型サイト・特化型サイトのどちらであるか
- 求人数は多いか
- サイトが使いやすいか
- 求人票の記載情報が詳しいか
- コンテンツは充実しているか
- 退会しやすいか
転職サイトには幅広い業界・職種の求人を扱う総合型と、特定分野の求人に絞った特化型の2種類があります。総合型は幅広く求人情報を集めるのには向いていますが、特化型は特定の分野に絞って情報を集めやすいです。
サイトの種類 | 強み | 弱み |
総合型 | 幅広く分野の情報が集められる | 情報の質が浅くなる |
特化型 | 特定分野の細かく調べられる | 他の分野の情報は集められない |
女性向けサイトや第二新卒向けサイトを使う場合は、情報が偏りやすいので注意しましょう。
また、求人数や使いやすさなどの確認も大事です。特に求人情報が詳細に記載されているサイトは、ブラック企業を見抜きやすいため、転職のリスクを減らせます。
労働者の嘆き 「いまの会社を辞めたいけど、もしブラック企業に当たってしまったら…」 「ブラック企業の見分け方がわかれば、安心して転職できるのにな」 自分が持つスキルや経歴によほどの自信がない限り、転職活動に不安を覚え[…]
20代女性におすすめの転職サイト・エージェント7選
この項目では、各サイトの利便性+求人数+コンテンツ充実度を独自に調査した結果を元に、20代女性におすすめの転職サイトを紹介します。
また、合わせて20代女性におすすめの転職エージェントも紹介します。
「転職エージェントってそもそも何?よくわからない…」という方は、「転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識」を先にご覧ください。
転職先を決めたサイトNO.1|マイナビ転職
マイナビ転職の評価 | |
求人数 | 12,000件以上(2021年4月現在) |
サイト利便性 | ◎ |
コンテンツ充実度 | ◎ |
公式HP | https://tenshoku.mynavi.jp/woman/ |
学生時代の就職活動でお世話になった方も多いであろう、「マイナビ」が運営する転職サイト。
サイトデザインが見やすく設計されており、女性向け転職コンテンツも充実しているため、とても使い勝手が良いサイトです。
職種や業界での求人検索はもちろん、「時短勤務」や「完全週休二日制」などのキーワード検索も簡単に行えます。
またマイナビ転職に会員登録すれば、求人応募に提出するWEB履歴書の添削を受けることができます。「履歴書を書くのが苦手で、書類選考によく落ちる」という方でも安心です。
2015年にはGomezの転職情報サイトランキングで、総合1位にも輝いています。
利用者多数の定番転職サイト|リクナビNEXT
リクナビNEXTの評価 | |
求人数 | 48,000件以上(2021年4月現在) |
サイト利便性 | 〇 |
コンテンツ充実度 | ◎ |
公式HP | https://next.rikunabi.com |
転職サイトといえば、まずリクナビNEXTを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
人材業界で圧倒的知名度を誇るリクルートが運営している転職サイトです。
業界最大級の求人情報とAI技術を駆使して、あなたに最適な職場を選びだしてくれます。
また、リクナビNEXTでは、企業側からあなたにオファーを出してくれることも。思いもよらぬ企業からオファーが届くかもしれません。
ただし、掲載求人の中には、ブラック寄りの企業もちらほらと見受けられたので、利用する際は注意が必要です。
IT関連の求人が豊富|Green
Greenの評価 | |
求人数 | 15,000件以上(2021年2月現在) |
サイト利便性 | ◎ |
コンテンツ充実度 | 〇 |
公式HP | https://www.green-japan.com/ |
Greenは株式会社アトラエが運営するIT業界に特化した転職求人サイトです。
IT業界特化のサービスを謳っていることもあり、求人検索は自分の希望条件に合わせてスムーズに行えます。また、求人情報には写真が多く掲載されているため、会社の雰囲気が掴みやすいです。
他方で条件面が詳細に記載されているかどうかは、企業ごとに異なっているため、実際にどのような条件で働けるかは、応募してからでないとわからない部分があります。
気軽に企業と繋がれるビジネスSNS|Wantedly
Wantedlyの評価 | |
中途採用企業数 | 37,000社以上(2021年4月現在) |
サイト利便性 | 〇 |
コンテンツ充実度 | 〇 |
公式HP | https://www.wantedly.com |
Wantedlyは厳密に言うと、転職サイトではなくビジネスSNS。従来の採用手法と異なり、企業と転職希望者がWantedlyを通じて「気軽に」繋がりを持てるのが魅力です。
利用企業の傾向としては、ベンチャー・スタートアップが多数を占めており、転職サイトでは出会えないような企業が見つかる可能性は高いといえます。
ただ、気軽に利用できると言っても、企業は採用活動のために使っているということを忘れてはいけません。
カジュアル面談だと思い何の準備もせずに行ったら、面接で聞かれるような質問ばかりされるということもあるので注意してください。
20年近く女性の転職支援を手掛ける老舗サービス|type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントの評価 | |
求人数 | 11,000件以上(2021年4月現在) |
サイト利便性 | 〇 |
コンテンツ充実度 | 〇 |
サポート充実度 | ◎ |
公式HP | https://type.woman-agent.jp/ |
type女性の転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する女性の転職支援に特化したサービスです。
サービスの提供を開始してから18年。これまで、転職に悩む数多くの女性の支援を手掛けており、ノウハウや実績は大手サービスにも引けを取りません。
利用者一人ひとりに対して、親身に寄り添いサポートしてくれると高い評判を得ています。
しかし、大手に比べると保有求人数が少ないため、転職の選択肢が狭まりやすい点がネックです。
はじめての転職におすすめ|マイナビエージェント
マイナビエージェントの評価 | |
中途採用企業数 | 20,000件以上(2021年4月現在) |
サイト利便性 | ◎ |
コンテンツ充実度 | ◎ |
サポート充実度 | ◎ |
公式HP | https://mynavi-agent.jp/ |
マイナビエージェントは、20代利用者から高い評価を得ている転職支援サービスです。
手厚いサポート体制に定評があり、はじめての転職で何から手を付けてよいかわからないという方でも安心してご利用いただけます。
また、サイト内のコンテンツも非常に充実しており、転職活動を進めていく上で役立つ知識を身につけることができます。
正社員経験なし・職歴1年未満の方におすすめ|ジェイック
ジェイックの評価 | |
求人数 | 非公開 |
サイト利便性 | 〇 |
コンテンツ充実度 | 〇 |
サポート充実度 | ◎ |
公式HP | https://www.jaic-college.jp/ |
株式会社ジェイックが運営する「就職カレッジ」は、フリーターや既卒、第二新卒など、職務経験が浅い方向けの転職支援サービスです。
経験が浅い方が主な利用者であるジェイックですが、就職成功率は80.3%。3ヶ月後定着率も94.3%と高い数値を誇っています。
ジェイックの実績が高い理由は、「7日間の無料就活講座」と「徹底したブラック企業の排除」にあります。
無料就活講座では、基本的なビジネスマナーから、履歴書の書き方、面接対策まで、社会人として最低限必要な要素をたったの1週間で学べるのです。
また、紹介企業に足を実際に運び、社内の雰囲気や福利厚生などを確認し、独自基準に来たない場合は除外しているため、ブラック企業を紹介されにくくなっています。
転職サイトと転職エージェントのおすすめはどっち?
転職サイトと転職エージェント、両方のおすすめを紹介しましたが、どっちに登録すればよいのだろうと悩まれる方もいるかと思います。
転職サイト・エージェントそれぞれのメリットと登録はおすすめな人について簡単に説明します。
転職サイトのメリットとおすすめな人
転職サイトを利用して転職活動をするメリットは以下の通り。
- 自分のペースで転職活動が進められる
- 未経験職に応募しやすい
- 短期間で転職先が決められる
後述する転職エージェントは、担当アドバイザーとのやり取りが必要となるため、自分のペースで転職活動を進めにくいです。
じっくり時間かけたい人はもとより、急いで転職先を見つけたい場合も、エージェントの対応に左右されるため、あまり向いていません。
また、転職サイトに比べ費用が割高なので、転職エージェント経由で未経験者を採用する企業は少ないといえます。
転職エージェントのメリットとおすすめな人
転職エージェントを利用して転職活動をするメリットは以下の通り。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- キャリアカウンセリングが受けられる
- 面接対策、履歴書の添削をしてもらえる
- 職場の雰囲気を事前に知れる
非公開求人は転職サイトでは扱われないため、転職エージェントに登録すれば、より多くの情報を得られる機会が増えるといえます。
またキャリアカウンセリングや履歴書の添削などのサポートが、無料で受けられるのも魅力の一つ。特に女性の場合、結婚・出産によって働き方に変化が生まれる可能性を考慮しなくてはなりません。
男性以上に将来を意識せざるを得ないので、キャリアカウンセリングを受けるメリットは大きいでしょう。
結論|併用がおすすめ!
転職サイト・エージェントのどちらを利用すべきか悩む方も多いと思いますが、結論からいうと併用がおすすめです。
両方に登録するのは手間だし、管理も面倒だと思うかもしれませんが、労力を割くことを惜しむのはよくありません。
転職エージェントを活用して得られるサポートは有用ですが、受身な姿勢での転職活動になりがちです。
キャリアアドバイザーはあなたのサポーターである一方で、企業にあなたを売り込む営業です。任せきりにすると、希望に合わない企業に押し込まれてしまうかもしれないので、自身でも転職サイトを使って活動していきましょう。
20代女性の転職に際して企業がチェックしているポイント
いくら今が売り手市場といっても、誰でも簡単には採用を得られるわけではありません。
上手く自分をアピールあるためには、企業がチェックしているポイントを知ることが大切です。
企業はどのような点をチェックしているのか確認し、対処法を練りましょう。
自ら進んで貢献してくれる人か
転職活動と同様、受身な姿勢で仕事に取り組む人を企業は求めていません。
自ら考えて行動できる人を求めているのです。ただ、自発的に行動できるといっても、自分のことだけしか考えていないと思われてしまってはいけません。
企業に嫌がられる典型的なタイプが、転職先にスキルアップや経験を求める人です。
「スキルを身につけたい」「経験を積みたい」という意欲があるのは素晴らしいですが、会社は学校ではありません。
企業にとって大事なのは、あなたの成長ではなく、自社の発展に貢献してくれるかどうかなのです。
そのため、志望動機を作成する際は、自分の成長をメインに主張しないよう気をつけましょう。
結婚や出産ですぐに辞めてしまうのではないか
20代の女性を採用する場合、企業が最も気にしているのが、結婚や出産を機に会社を辞めてしまわないかどうかです。
人手不足解消のため新しく人を雇い入れたのに、おめでたいこととはいえ、すぐに辞められてしまっては会社も困ります。採用にはお金がかかっていますし、社内のモチベーションにも大きく影響する可能性もあるからです。
そのため、面接で近々結婚・出産をする予定がないこと、結婚・出産しても働き続ける意志があることを伝えると、採用されやすくなるといえます。
ただし、本来は面接で結婚や出産予定について聞くことは違法とされています。あえて、そのような質問をしてくる会社を除外してもよいかもしれません。
採用してもすぐ辞めてしまうのではないか
第二新卒の方や20代で複数回の転職を行っている方は、「採用しても嫌なことがあったらすぐ辞めそうだな」という印象を抱かれている可能性が高いので注意が必要です。
企業側の懸念を解消するためには、「退職理由」をきちんと説明できるようにしておくとよいでしょう。
納得できる退職理由であれば、短期離職でもそこまで悪い印象は抱かれません。ただし、退職理由が納得できるものであっても、伝え方次第では印象が悪くなるので気をつけましょう。
なお現在、転職を繰り返して年収を上げていく働き方が話題になっていますが、よほど明確な実績と退職理由がない限り、転職回数の多さはマイナスに作用するので注意してください。
短所や失敗に対してどう対策をしているか
面接では、自身の短所や仕事でどんな失敗をしたかという質問がされることがあります。
短所や失敗と聞くとマイナスなイメージがあるため、面接でわざわざ聞かないでと思いますよね。
当然ですが、ただ短所や失敗した経験を聞きたいわけではありません。自身が持つ短所にどう対処しているのか、失敗した経験をどのように次に活かしているのかを面接官は聞きたいのです。
こうした質問から面接官は、現状を客観的に把握・分析できるか、課題を解決する能力が備わっているかを確認しています。
付け焼き刃で身につけられる能力ではないので、普段から問題意識をもち、解決方法を考える癖を付けておいたほうがよいでしょう。
20代女性の転職事情|サイト任せにせず転職を成功させるコツ
数打てば当たると言わんばかりに、片っ端から求人に応募かけても、手間や負担がかかって大変です。
この項目では、20代女性が転職活動中に陥りやすいミスも含めて、転職を成功させるコツをお伝えします。
キャリアカウンセリングを受けておこう
考えるべきことが多い20代女性の転職。何が正しいのか分からなくなってしまう方も多いかと思います。
1人で悩んでいても答えが出せそうがなければ、キャリアカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
経験豊富なアドバイザーから的確なアドバイスが得られるため、自身が現在抱えている悩みがはっきりし、解決のために取るべき行動がわかるようになるはずです。
有料のサービスを使うのもよいですが、転職エージェントに登録すれば無料でカウンセリングしてもらえるのでおすすめです。
本当に転職すべきなのか見直す
「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、今の職場より他の会社のほうがよさそうに見えてしまうものです。
転職した後に前職の方が良かったとならないように、本当に転職が必要かどうかしっかりと考えておきましょう。
紙に今の職場に関する不満ややりたいことを書き出してみて、転職以外で解決方法がないか見直してみてください。
情報収集をする
転職で失敗する可能性を少しでも減らしたいのであれば、情報収集を怠ってはいけません。
転職サイト・エージェントの求人票には、会社が不利になるような情報は載らないので、鵜呑みにしてしまうのは少々危険です。
「Openwork」や「転職会議」などの口コミサイトを利用し、ご自身でも会社について調べておきましょう。
パートナーが見つかってない場合は結婚・出産は考慮すべきでない
転職活動中に決まったパートナーがいないのであれば、結婚後や出産後の働きやすさについては、優先して考えなくてもよいでしょう。
不確定な要素まで含めてしまうと、選択肢がかなり狭まってしまい、転職活動が長引きやすくなります。
また、女性が出産後にスキルや経験を積むのは、現状かなり厳しいといえます。そのため、すぐに結婚や出産の予定がないのであれば、自身のキャリアを充実させることを優先させたほうがよいでしょう。
転職1年以内の産休・育休は避けたほうがよい
産休や育休の取得実績がある会社に転職したいと考える女性は多いかもしれません。
ただし、育休・産休の取得が認められている会社だからといって、転職後1年以内での取得は避けたほうがよいでしょう。
人間関係が構築できておらず、社内でのポジションも確保できていないうちに、産休・育休に入るのは周囲の反感を買う可能性が高いからです。
そのため、転職後は最低でも1年、できれば2年以上は働いてからでないと、産休・育休の取得について周囲の理解を得られないと思っておくほうがよいでしょう。
まとめ
20代女性が転職を成功させるためには、転職サイト選びからこだわりましょう。
数ある転職サイトの中でも、以下の7社がおすすめです。
サイト名 | 特徴 |
マイナビ転職 | 転職先を決めたサイトNO.1 |
リクナビNEXT | 利用者多数の定番転職サイト |
Green | IT関連の求人が豊富 |
Wantedly | 気軽に企業と繋がれるビジネスSNS| |
type女性の転職エージェント | 20年近く女性の転職支援を手掛ける老舗サービス |
マイナビエージェント | はじめての転職におすすめ |
ジェイック | 正社員経験なし・職歴1年未満の方におすすめ |
ただし、おすすめの支援サービスを利用するだけで、転職活動が上手くいくわけではありません。
どのような人材を企業が求めているのかを意識して対策をとるのが大切です
【20代女性の転職に際して企業がチェックしているポイント】
- 自ら進んで貢献してくれる人か
- 結婚後に辞めてしまうのではないか
- 採用してもすぐ辞めてしまうのではないか
- 短所や問題に対してどう対策をしているか
また、転職サイト頼みの受身な姿勢ではなく、自分から積極的に情報収集しながら、転職活動を進めていきましょう。