- フリーターとしてのキャリア
- 正社員としてのキャリア
両者の間にはどういった違いがあるのでしょうか。
今回の記事では、フリーターと正社員の違いや、フリーターから正社員を目指す方法を詳しく解説していきます。
自分のキャリアに悩んでいるフリーターの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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フリーターと正社員の最も大きな違いは収入面?主な違い8つ
「ずっとフリーターではまずい……」
「正社員になりたい!」
と考えている人は少なくないでしょう。
では、フリーターと正社員ではどういった点に違いがあるのかはご存知でしょうか。
ここでは、フリーターと正社員では何がどのように違うのかを詳しく解説していきます。
収入の違い
多くの人にとって仕事をする最大の理由は、「収入を得ること」にありますよね。
ですから、もらえる給料の違いはとても大切な要素となります。
もしかすると、新卒で就職したばかりの正社員はフリーターと収入の差がほとんどないかもしれません。
しかしフリーターの場合、時給が大きく上がることはほとんどありません。そのため、勤続年数や年齢、スキルの向上による収入アップは期待できません。
手当・役職・退職金等で正社員とは差がつく
一方で、正社員の場合は、勤続年数などに応じて給与がアップします。また、出世して役職につくと役職手当などがもらえることもあります。
それ以外にも、ボーナスや退職金などの収入もあります。
そのため、フリーターと正社員を比較すると生涯収入には大きな差が生まれてしまうのです。
- 正社員の平均生涯収入は、約2億円
- フリーターの平均生涯収入は、約6,000万円
一生涯で稼げるお金にこれだけの違いがあるというのは驚きですね。
表:年齢別・雇用形態別の賃金
福利厚生の差
それ以外にも正社員の場合は、務めている会社によっては様々な福利厚生を享受することができるのです。福利厚生には、様々なものがあります。
家賃を一部支給してくれる家賃補助や妻子がいる場合の家族手当などは実質的な収入アップに繋がります。
また、それ以外にも退職金や企業年金、ストックオプションなど色々な制度が存在します。
フリーターは、基本的にそうした制度を利用することができません。
直接的なお給料以外でも、フリーターと正社員の間には金銭的な差が存在するのです。
有給や休みの違い
フリーターは、自分の希望によってシフトを調整することで自由に休みを取れるのでは、と思っている人も多いかもしれません。
しかし、休むと時給が発生しない以上、収入を得るためには自由気ままに休むことは難しいというのが現実です。
長期休暇もなかなか取得することはできないでしょう。
一方で正社員なら、有給休暇や休日出勤の代休など様々な制度が整っています。
また、お盆休みや正月休みなども長い休みをしっかりと取れることが多いでしょう。
フリーターには、自由で柔軟な生活ができるというイメージがあると思います。
ところが実際には、正社員の方が休みを取る余裕があるのです。
社会的な信用の違い
フリーターは収入が低く、安定性に欠けるため社会的な信用を得にくいというのも問題点のひとつです。
そのため、車や住宅購入などのローンやクレジットカードの審査などが通りにくいようです。
正社員なら安定した収入があるので、ローンやクレジットカードの審査はフリーターより格段に通りやすいようです。
このような具体的な数字を目の当たりにすると、フリーターと正社員の差を感じてしまいますね。
成長のチャンスの違い
フリーターは、基本的に特定の職場で特定の仕事を続けることになります。
また正社員と比べて責任が求められる仕事や難しい仕事が与えられることは少ないでしょう。
それをフリーターのメリットと感じる人もいるかもしれませんが、長期的な視点に立つと成長する機会を得られないというデメリットでもあるのです。
反対に正社員は、フリーターと比べて、より広範でより難しい仕事を担当します。
そのため色々なことを経験でき、仕事をする上で必要となるスキルをたくさん身に着けることができます。
非常時の違い
病気や事故、災害などで予想もしなかったようなピンチに陥ってしまうこともあるかもしれません。
このような場合に、フリーターと正社員では大きな違いが浮き彫りとなるでしょう。
収入の低いフリーターは、もしもの事態に備えて貯金をしたり、保険に入ったりということは難しいのではないでしょうか。
しかし、正社員なら貯金や保険などの備えを準備する余裕があります。
結婚のしやすさの違い
結婚をするとなると、お金や安定性は無視できない要素ですよね。
- 年収が低く、いつ仕事がなくなるか分からないフリーター
- 安定しており、年収も高い正社員
どちらが結婚相手としての需要が高いかは明らかです。
参考:アニヴェセル|結婚相手に求める年収、男性と女性ではこんなに違う!
子育てにかけられるお金の違い
結婚後の子育てでも、フリーターと正社員の違いは生まれます。
出産から22年間の養育費は旧AIU保険「現代子育て経済考2005年版」によると、食費や衣料費、医療費などを全て合計して約1,640万円必要になるとされています。
教育費
また、これ以外にも教育費も必要となります。
教育費は、全て公立の学校に通ったとしても、約1,000万円。
全て私立の学校に通った場合では、なんと約2,500万円も必要になるのです。
このように、子どもを育てるためにはたくさんのお金が必要となります。
習い事
フリーターの収入では、授業料の高い私立の学校に通わせてあげたり、好きな習い事をさせてあげたりすることは難しいかもしれません。
子どもに対して十分な教育を与えてあげられない可能性があるのです。
一方で、フリーターと比べて年収が高い正社員なら、子育てにもより多くのお金を使うことができます。
子どもにしてあげられることでも、フリーターと正社員では違いがあるようですね。
フリーターから正社員になる方法
ここまで解説してきたように、フリーターと正社員では様々な面で大きな違いがあるようですね。
両者の間にある違いを知って、フリーターから正社員になりたいと強く感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし、正社員からフリーターになるのは容易でも、フリーターが正社員になるのは決して簡単なことではありません。
そこで、ここからはフリーターから正社員になるための方法を解説していきます。
フリーター向けの転職サービスの活用|オススメの転職サービス6選
フリーターを対象とした転職サービスを利用しましょう。
こうしたサービスは、フリーターでも積極的に採用する企業の求人情報を豊富にそろえています。
また、過去にフリーターから正社員になった利用者もたくさんいるので、経験やノウハウも蓄積されています。
フリーターにとって必要なサポートも充実しているので、積極的に活用しましょう。
一口に転職サービスといっても、たくさんありすぎてどれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。そこで、ここではオススメの転職サービスを6つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ジェイック
就職カレッジ
フリーターに特化した就職支援を行っているサービス。利用者が多く、就職成功率も高水準なので、迷ったら就職カレッジを利用しましょう。
女子カレッジ
正社員を目指す女性にオススメのサービスです。名前からも分かるように、女性に特化しています。
社会人としてのスキルや考え方も身につく就職支援の最大手
既卒・第二新卒・中退・フリーターなど経歴に自信のない方でも正社員への就職成功率80.3%という数字を実現。古くからフリーターや既卒・ニートを対象にした就職支援を行うリーディングカンパニー。
DYM就職
フリーターや職歴に自信がない人のための転職エージェントです。書類選考なしで面接してもらえるのもメリットのひとつ。
マイナビジョブ20’s
転職活動に慣れていない20代の方に対しての手厚いサポートが特徴
未経験転職で新しいキャリアについて考えている方から、経験を活かして若いうちからキャリアアップに積極的な方まで、多くの20代から支持されています。 若いうちに色んな環境でチャレンジしたい方におすすめ!
ハタラクティブ
20代がメインの若年層向けの転職エージェント
書類選考の通過率が9割を越えるため、今までの経歴に自信のない方でも結果に期待が持てるのが嬉しいところ。関東圏にお住まいの方で、 早いうちに自分のキャリアをリスタートしたい方にぴったり!
ウズキャリ
ブラック企業を徹底排除した求人への紹介にこだわり
就職内定率86%、入社後定着率95%を誇るオーダーメイドの面接対策に通常の10倍の時間を費やすなど、 本気で内定を勝ち取りたい20代のための転職サービス。企業の労働環境や教育体制などを細かくチェックしている。
Re就活
20代・第二新卒の初めての転職を徹底サポート
株式会社学情が運営する、20代・第二新卒・既卒のための転職サイト。「もう一度、納得できる仕事を探したい」…方におすすめ。未経験の職種・業種にキャリアチェンジ転職を目指す20代を応援している。
求人数 | 公開求人1,000件以上 |
---|---|
対応エリア | 全国対応 |
紹介業種 | 営業系・一般事務・クリエイティブ系 |
就職サポート力 | 4.0 |
口コミ平均評価 | 4.0 |
ハローワークを活用
「就職カレッジ」や「DYM就職」のような民間の転職サービスではなく、公的なサービスを利用するというのもひとつの選択肢です。
ハローワークは正式名称を「公共職業安定所」と言い、求職者も企業もともに無料で利用できるサービスとなっています。
企業側が無料で求人できるだけあって、求人の数はとにかくたくさんあります。求人情報はインターネットでも閲覧可能なので、利用して損はないですよ。
アルバイトから正社員登用を目指す
転職サービスを活用する以外の方法では、アルバイト先の企業で正社員登用を目指すという方法もあります。
こちらのケースでは、アルバイトとして働いていた経験も活かすことができます。
しかし、飲食店など業種は限られるかもしれません。
フリーターから正社員になるために必要なことは?
フリーターから正社員を目指す場合、面接等ではどのような点が重視されるのでしょうか。
求められる要素には主に次のようなものがあります。
正社員になりやすい営業職を選ぶ
就職は『職業を選り好みさえしなければ』いくらでもあります。有効求人倍率は1.5を上回っていますの、どの企業でも人の採用には積極的です。
ただ、だからと言ってどんな業界、職種でも人が足りていないという事でもありませんし、応募してくるなら誰もよいという訳でもありません。
その中でもやはり営業職はどこの企業でも欲しがっていますし、おすすめする理由は後ほど解説しますが、初めての就職でおすすめの職業をいくつかご紹介します。
職種 |
仕事内容 |
事務職 | 営業サポート、書類整理、受付、コールセンターなど
【将来のキャリア】 |
人事・総務 | 人材の採用面接、労務管理、勤怠管理など
【将来のキャリア】 |
ホテルスタッフ | 予約管理、受付対応、接客業など
【将来のキャリア】 |
長期間働き続けられること
フリーターとしての期間が長いと、根気がなくすぐ辞めてしまうのではと思われてしまうケースが多いようです。
そのため、正社員として採用されたらちゃんと働き続ける意思があることをアピールしましょう。
マナーや常識が備わっているか
フリーターは、同年代の正社員と比べて、マナーや常識に欠ける人が多いと考えられています。
そのため、仕事をする上で必要となるマナーや常識をちゃんと身に着けているかどうかも重視されます。
コミュニケーション能力
フリーターのような未経験の人材を正社員として採用する求人の場合、営業職の割合が高くなります。
そのため、営業をこなせるだけのコミュニケーション能力があるかどうかも重視されます。
もちろん営業職以外での採用であっても、正社員として働くためにはコミュニケーション能力は必要です。
まとめ
フリーターと正社員では、収入面をはじめとして様々な違いがあることが分かりました。
収入を増やし安定した生活を送るためには、できるだけ早いうちに正社員を目指すことが求められます。
フリーター向けの転職サービスも数多く存在するので、早速行動に移しましょう。