正社員になろうと決意したフリーターが、就職活動を始めてまず始めにつまずくのが履歴書ではないでしょうか?
- 「今まで、正社員としての経験があるわけではないので何も書く内容がない。」
- 「自分をアピールできるものは何もない。」
と、書くことがなく悩む人は多いようです。
ですが、フリーターの経験しかなくても、自分をアピールはできますし、ちょっとしたコツさえつかめば、書類選考を通過することができます。
書類選考に通過するには一体どうしたらよいのでしょうか?
この記事では、書類選考通過のために好印象の履歴書の書き方をお伝えします。
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フリーターの履歴書でよく見られる8つの項目とそれぞれの書き方
ここでは、人事担当者が確認するチエックポイントをご紹介します。
人事担当者は、あなたのことを履歴書で判断しなければならず、第一印象を決定づけるのは、この履歴書になります。
マイナスイメージを与えるのは、履歴書に不備があったときでしょう。
では、どんなことに気をつければ、プラスのイメージを与えられるのでしょうか?
- 履歴書は汚れていないきれいな状態であること
- 誤字脱字がないこと
- 字が丁寧に書けていること
- 内容が薄くなく、中身のあるモノにする
- 職歴には、応募する企業の業務に関係ありそうな部分をPR
- なぜ、応募しようとしたのかその企業に対する応募動機を詳しく書く
- これまでの自分の経験をどう活かすかを自己PR
- 業務に生かせる資格はしっかり書く
良い印象を与えるには、この8ポイントを抑えて書くことが重要です。
ひとつひとつ説明していきますね。
【1】履歴書は汚れていないきれいな状態であること
当然ですが、提出書類である履歴書は、丁寧にキレイに扱わなければなりません。
- シミがついていたり
- いくつもの折り目がついていたり
- しわになっている など
は、もってのほかで、その用紙を見る前段階で、マイナス評価を下されてしまいます。
つまり、熱意や真剣さが不足しているとみなされてしまうのです。
入社後もきっと大事な会議資料などを大事に扱えない人なのだろうと、不安にさせてしまいます。
履歴書は書き終わった段階で、きちんと保管しましょう。
【2】誤字・脱字がないこと
提出された履歴書の文字の中に誤字や脱字があった場合、評価は落ちると考えましょう。
どうしてかというと、見直せばわかることなのに、それをしていない、つまり「注意力が足りない」「ミスが多い人かもしれない」という印象を持たれてしまうのです。
書いて完了!ではなく、誤字脱字がないか再確認しましょう。
【3】字が丁寧に書けていること
履歴書の字なのに、雑でひどい、と思われないように、字が下手でも、いかに丁寧に書いているか、ということが重要です。
せっかく書いた文字が殴り書きのようになっていて、読めなくなってしまうと意味がありません。
相手がいて、読んでもらうことが大事だと考えたら、丁寧に書けるはずです。
雑な字で読みにくいものだと、相手のことを考えられない、細かな配慮ができない人だと思われてしまいます。
【4】内容が薄くなく、中身のあるモノにする
もし、志望動機の部分に「貴社に興味がわいたから。」だけだと、「小学生でもないのに、こんな書き方しかできないのか?」と思われてしまうでしょう。
入社したいと思っている意志も感じられないばかりか、マイナスイメージを与えてしまうことになります。
他にも企業は多々あるはずなのに、なぜうちを選んで入社したい、仕事をしたいと考えたのか?書かなくてはいけない部分は、明らかにその部分です。
また「世の中に貢献したい」これでは、抽象的過ぎて相手に思いが伝わりません。
どうしてそういう思いを抱くようになったのか、そのいきさつやエピソードを加えて表現しましょう。
書くことがないからと、一言で終わらせるなど、空白が大きいというのは本当に入社したいのか疑われてしまうので、空白部分はなるべく埋めて、自己PRもしっかり書く必要があります。
【5】職歴には、応募する企業の業務に関係ありそうな部分をPR
フリーターとしてのアルバイトの経験は、通常、履歴書の職歴欄には記載しないのですが、その時の業務内容で得た技術や経験が、応募する企業の業務内容に関連するものであれば、企業へのアピールにつながります。
説得力が増す志望理由にするためにも、そのような場合は必ず、応募企業の業務に関係するので履歴書に記入することをオススメします。
【6】なぜ応募したのか、企業に対する応募動機を詳しく書く
応募動機がきちんと書けているだけで、プラス評価となります。
志望動機の内容を納得いくものとするために重要なのは、
- なぜ今回この企業に興味を持ち、なぜ応募企業でなければならなかったのか?
- また、応募企業のどんなところに魅力を感じたのか?
自分だったら、今までの経験からどんなことを活かせるのか、といった内容を、可能な限り具体的に書きましょう。
できるだけ詳細に内容を書ければ、説得力があります。
【7】これまでの自分の経験をどう活かすかを自己PR
自己PRの部分は、どのように書いたらいいのでしょうか?
自分のもつ能力や経験が、応募企業でどのような役に立つのかということを、人事担当者に理解してもらえるよう、いわゆるプレゼンテーションのように書きます。
単純な自己紹介では、人事担当者の興味を惹けません。
自分は、応募企業にとってどんな魅力ある存在になれるのかを、よく考えて、うまく伝わるように工夫して書きましょう。
【8】業務に生かせる資格はしっかり書く
資格の欄も、ただ取得した資格を羅列したらいいというものではありません。
逆に考えれば、それぞれの資格が、まったく関連性のないものだった場合、「気が変わりやすそう」という印象を与えることもあるのです。
応募企業の業務に生かせる資格はもちろん大事なアピールポイントなのですから、しっかり記入する必要があります。
もし、自分で取得した資格が、企業に何も関連性がない場合は、敢えて書かなくても構いません。
「ダメ」なフリーターの履歴書に見られる5つの事例
ここまでいい印象になる履歴書について説明してきましたが、ではこんな内容はNG!とされる「ダメ」なフリーターの履歴書とは一体どんなものなのでしょうか?
人事担当者に「会ってみたいものだ。」という気を起させることができれば、それはいい履歴書と言えるでしょう。
面接までは、履歴書があなたそのものとして、そこにいることになるので、人事担当者の目線でしっかり履歴書を見直すことが必要となります。
では、履歴書を書くにあたり、絶対に避けたいダメな履歴書の書き方も確認しましょう。
空白が多い
履歴書の確認作業は時間がかかります。
てきぱき作業を進めるために、人事担当者はまず始めに、履歴書の印象で採用か否かを振り分けていきます。
その段階で不採用とされやすいのは、空白部分の多さです。
しっかり内容の書き込まれた履歴書と空白の多い履歴書では、熱意の違いがわかります。
人事担当者に少なくとも読んでみようと思わせるような履歴書を書くために、空白はできるだけ埋めるようにしましょう。
経歴に嘘を書いている
嘘を履歴書に書いた場合、一瞬で信頼関係がなくなります。
ビジネスにとどまらず、人と人は信頼関係で成り立っていますから、嘘が発覚した段階で『信頼に値しない人物』というレッテルが貼られてしまいます。
人事担当者は、経験も豊富で人を見抜く力が優れているので、嘘を見破るのが得意です。
嘘や誇張ではなく、上手に自分の能力や経験を掘り起こし、読まれる履歴書に仕上げていきましょう。
志望動機がよくあるパターン
志望動機の部分は、応募者の熱意が一番表現しやすく、読むほうも最も真剣に読む部分です。
決まりきった志望動機では熱意や、なぜその会社でなければならなかったのかが、伝わりません。
志望動機のテンプレートは参考程度にして、できるだけ自分の言葉で伝えるようにしましょう。
漠然とした志望動機
もう一つ志望動機で大切なのは、具体性を持たせた志望動機にすることです。
「企業理念が最高です。」や「自分の経験を活かせると思った。」など、どこの企業であっても通用する言い方を用いたのでは、「この会社がいい!」という思いが伝わりません。
なぜこの会社なのか、自分のどのような能力を、どういった場面で活かせると考えているのか、なるべく心をこめて具体的に書くようにしてください。
フリーターの理由、また、その時の仕事を辞めた理由は?
なぜ、フリーターであったのか、前職を辞めた理由は何だったのか、それらの理由に説得力があれば、きちんと筋のある人だと認めてもらいやすくなります。
ですが、理由が曖昧で説得力がない場合、いい加減なイメージしか持ってもらえず良い印象を与えることができません。
履歴書は、正社員になろうと思った理由も含めて、きちんと洗い出し、あった場合は反省点も含めながら、自分の職歴に説得力を与えつつ、ストーリー展開して書いていきましょう。
まとめ
まだあなたに会ったことがない人事担当者にとって履歴書は、あなたを知る唯一の手掛かりです。
書き方次第で、よりよく活用できるのが履歴書です。熱意を持って書かれているかは、見ただけでもわかります。
人事担当者が自分に興味を持ってくれるかどうかをよく考え、この記事で紹介したポイントを抑えて丁寧にかいてください。
履歴書で自分の魅力が伝わるよう、上手に活用してください。