高卒フリーターの就職についてどんなイメージがありますか?
一般的に高卒フリーターにはマイナスの印象があり、難しいのでは?と感じている人が多いと思います。
しかし就職を希望する場合、今は人材不足で人手を求めている企業が多いため、就職できる可能性は大いにあると思っていいでしょう。
ですが、大卒者であってもスムーズに希望の職種や企業に入れるとは限りません。
自分が希望する職種や企業に入るためには、努力が必要になります。
とはいえ、ずっとフリーターでいるよりも、就職をきちんと行い企業にはいったほうが断然収入面が違ってきます。
それらを含めて、高卒フリーターの就職における就職事情を見ていきます。
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目次
高卒正社員と高卒フリーターの年収の差
高卒フリーターがずっとそのままフリーターでいた場合と就職をした場合の生涯賃金は大きな差が出ます。
厚生労働省の平成29年賃金構造基本統計調査結果によると高卒正社員の平均月給は男性は29万円、女性は21万円でした。
年収を月給×12ヶ月を基準として換算すると男性は年収348万、女性は252万円となります。
フリーターで働いている人の年収は時給1,000円で週30時間の労働時間と仮定すると、単純計算では月給が12万円、年収が144万円です。
引用:https://www.daini-agent.jp/for_high_school_grad/column/1799#chapter-2
男性に関していえば、高卒正社員は年間でフリーターの2.4倍になってしまいます。
一人で生活を続けて行く場合はなんとかなるかもしれませんが、今後家庭を築いていくことを考えると、やはり正社員になることを考えるのが、得策と言えそうです。
高卒フリーターの正社員就職におすすめの就職支援サイト3選
フリーターの中には就職活動の経験がほとんどないという人もいるでしょう。
その場合、どうやって進めていくのか、自分にはどんな職種が向いているのか、迷ってしまって中々進まないことがあると思います。
そんな時に転職サイトのアドバイザーからのサポートがあれば心強いです。
ジェイック(JAIC)
「JAIC」ではフリーターや大学中退者、第二新卒、高卒といった人向けに転職サイトを運営しています。
2005年からはじまったJAICは20,000名以上を正社員として送りだしており、就職成功率も81.1%と非常に高い数値を誇っている、20代フリーターや第二新卒に強い転職サイトです。
- 就職成功率81.1%
- 就職支援実績23,000名以上
- 入社後定着率91.5%
JAICの特徴としては飲食や投資用不動産、アミューズメントといった就職してもすぐやめてしまう業界は紹介しない点になります。
従って、よくあるフリーターから就職はできたけど「ブラック企業に就職してしまいすぐに辞職してしまった」という状況になりにくいです。
【公式サイト】https://www.jaic-college.jp/
ハタラクティブ
レバレジーズ株式会社が運営する「ハタラクティブ」という就職サイトです。
ハタラクティブは、第二新卒を中心とした若い人をターゲットにしていおり、カウンセリング実績110,000人以上、内定実績80.4%と高い実績を誇っています。
面談や履歴書の書き方の指導、面接対策などのサービスも充実しているので、正社員を目指すにあたって抱えている不安の解消にも一役買ってくれることでしょう。
また就職サイトの利用はサービス登録から内定まで全て無料という点も魅力ですので、資金がなくても自分が好きなときに就職活動を開始することができます。
未経験でも積極的に採用してくれる正社員求人も豊富なので、ぜひ利用してみてください。
【公式サイト】https://hataractive.jp/
ウズキャリ
続いて紹介するのは、「ウズキャリ」既卒です。こちらの転職エージェントは、株式会社UZUZが運営母体です。
手厚いサービスが持ち味で、個別カウンセリングや就活スキルアップセミナー、面接対策などを無料で利用することができます。
また残業時間が長い、離職率が高いといった会社を元々除外しているのでブラック企業を紹介することがないため、定着率が95%と驚異の数字を持っています。
利用者一人ひとりに時間をかけて丁寧にサポートしてくれるので、就活や転職に不安がある方やブラック企業は絶対に選びたくないという方にオススメです。
【公式サイト】https://daini2.co.jp/
基本的に高卒フリーターは就職に不利|印象を良くするには?
多分、高卒フリーターは就職に不利だと、ほとんどの人が考えるのではないでしょうか?
そして、実際のところ高卒者が就職に不利であると実感する場面は確かにあります。
それは、人気の職種、例えば、専門分野の職業や高学歴者が多い大手企業などを受けた場合、大卒者がライバルになるので、高卒は学歴的に不利になります。
高卒フリーターへの印象
なぜ、人気の職種では、大卒者と高卒フリーターとがいた場合、大卒者が有利になるかという点ですが、それは高卒フリーターに対して次のようなイメージを企業側が持っている、ということが考えられます。
- 「あまり勉強が好きではなかったから大学進学しなかったのではないか?」
- 「努力することに欠けているのではないか?」
- 「目標をもってそれに向かって頑張ることができないのではないか?」
そのような印象を持たれることも多いため、やはりコツコツと目標に向かって頑張り大学入学した人間のほうが、まじめな印象があるのです。
大手企業では、頭の回転のスピードや知識欲、専門的内容に関しても求められるため、どうしても大卒者と高卒フリーターがいた場合は、他の条件が全く変わらなければ大卒者を選ぶことになってしまいます。
印象をよくする方法
ですが、勉強したくてもできなかった、など理由がしっかりしたものであれば、この印象は覆すことができます。
- 家の経済的事情で進学ができなかったこと。
- 病気や入院で進学が不可能であったこと。
- 夢がありそれを邁進するために時間が取れなかったこと。
- 大学進学をしたものの、病気や人間関係、そのほかの理由で中途退学したこと
などのしっかりした理由があれば、理解してもらえます。
また、姿勢をしっかり正して、ハキハキした受け答えをすることはもちろん、その人の目線やちょっとした態度を、面接官はしっかり見ているので、行動力あるしっかりした人なのだろうと思われる行動を、常日頃から身につけておく必要があります。
もちろん、いうまでもなく、身だしなみをきちんとしていて清潔感がある印象でなければなりません。
反対に印象が良くないのは?
「親にいつまでもフリーターのままでは困る、しっかり就職しなさいと言われた。」などのように、親の意思を持ち出してきて、自分が絶対企業で働きたい、という意向が全く見られない場合は、採用されることはないでしょう。
企業はやる気のある人、入社後に力を発揮してくれそうな人材が欲しいのですから、当然のことと言えます。
- 「なんとなく楽しそうに感じた。」
- 「給与面が充実していたから。」
などは、もちろん論外であり、
- 「貴社のこういう姿勢が、自分にはとても向いていて、とてもやる気になりました。」
- 「貴社の〇〇という理念に共感し、自分が求めているものがここにありました。」
などのような表現方法を用いることで、本気度を見て取ることができ、好印象となります。
嘘やごまかしはNG
また、嘘を気軽につく人がいますが、バレた時に人として信用されなくなってしまいます。面接や書類選考においても嘘をつくことは決してあってはならないことです。
フリーターになった理由は、その人それぞれでしょうが、ごまかそうとしてもバレると思ってください。
- 「夢を追っていたらフリーターになってしまった」
- 「在学中のバイトをそのまま続けていたら就活をしなくなっていた」など
それが事実であるならそれをきちんと話し、でも今はこう思っている、という意欲を示しましょう。
嘘はすぐバレますし、正直に話すことによって「そうだったんだ、今度は頑張ってくれるかもしれない。」面接官にそのように思われることの方が、嘘よりよほどいいと考えましょう。
高卒フリーターが正社員就職で狙うべき企業や正社員になる方法
高卒フリーターは、最終的に就職を希望し続けた場合、就職できるでしょう。
自分がいかに強く「就職する!」と決意をするか、そしてその方向に行動していった場合、最先端で競争率がとても高い技術的なものを除いてですが、可能なものとなるでしょう。
ただし、だらだらと就活しているのではなく期限を決めて集中することが重要になります。
年齢が若いことがとても大事になるので、フリーターの就職率は、年数が経過するとともにどんどん下がっていくのです。
高卒フリーターの武器は年齢なので、難易度がアップしてしまう前に20代前半のうちに必ず就職してやる!と意気込みで臨んだ方がよいでしょう。
事業を拡大している企業が狙い目
なぜ、事業を拡大している企業がいいのか?ですが、人手が不足するからです。
社会人経験が多少あるフリーターなら、こういった事業を拡大していて人手が足りない企業を見つけてチャレンジするのは有効です。
以前、スターバックスやユニクロといった企業が大幅にアルバイトや契約社員を対象として正社員雇用を行ったように、事業をこれからどんどん拡大していこうとする成長株の企業があれば、狙い目です。
勢いある企業は、どんどん成長する可能性も高く、その成長過程に自分も携わることができれば、人として感動も得られ、やってやる!という気持ちもおきてくるというものです。
アルバイトから正社員なるという方法もある
また、アルバイトから正社員を目指すのは、とても時間がかかりますし、なれるか確実ではありません。もし正社員登用が期待できても、その段階までその会社が十分な実績を積めるかどうかも疑わしい場合、やめた方が無難です。
また、人気企業は、ただでさえ難しいのに熟練した即戦力が求められる中では採用も困難かもしれないので、狙うのはやはり、人手不足の成長企業なのです。
アルバイトを続ける上で気を付けること
色々説明してきましたが、それでもまだフリーターでいたい!という人もいるかもしれません。
そう思っている人達がアルバイトを続ける上で気を付けるべきことは、とにかく好かれることです。
直属の上司に好かれるのがもっともいいのですが、仲間意識を忘れず、協力してなにごとも行うようにしましょう。
もし、ミスをしてしまうことがあったら、素直に謝るという基本的なことをきちんと行いましょう。
自分の非を認められる人は、その誠実さで信頼されますから、決して嘘はつかないようにしましょう。
正社員に求められることは?
- 大きな事故は未然に防ぐ。
- ミスを犯した場合は、再発防止に努める。
- ミスは素直に受け入れる。
以上が重要な内容ですが、情熱をもって上記3点に気を付けながら取り組んでいけば、アルバイトから正社員になる道もあるかもしれません。
日々の真摯な対応が実を結ぶことになりますよ。
まとめ
高卒フリーターの、就職事情に関して調べてきました。高卒フリーターの印象は、正直に言っていいものではありません。
しかし、まだまだ若い皆さんはこれからどう成長していくか、今後に大きな期待を持ってもらえます。
早くから社会に出ている皆さんなら、周りの人より自立している面などアピールポイントがあるはずです。
意欲と熱意があれば、正社員も目指せるので、思い立った今就職に向けて行動をしましょう。